逢うも逢わぬも

    眠気のなかで

2022-01-02から1日間の記事一覧

2021.12月中旬 『眠りの航路』から伸びる根

大阪に出発した頃に読みはじめたのは『眠りの航路』という台湾の作家の小説だった。一人称と三人称が交互に出てくる章立てになっていて、物語がはじまるとすぐに、一人称の語り手が不眠になってしまう。新しいベッドがからだに合わなかっただけといえば、そ…