大阪に出発した頃に読みはじめたのは『眠りの航路』という台湾の作家の小説だった。一人称と三人称が交互に出てくる章立てになっていて、物語がはじまるとすぐに、一人称の語り手が不眠になってしまう。新しいベッドがからだに合わなかっただけといえば、そ…
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